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カテゴリ:日日雑記( 32 )
お土産
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週末旅を一緒にした友人が、日本から春みやげを持ってきてくれました。
私の界隈ではまず見つけることが困難な代物、この時期にどうしたって食べたくなる、茗荷とたらの芽です。昨年のちょうど今頃は日本に居たから思う存分堪能出来たけど、今年は諦めてせめてセロリの芯のところを揚げて気分だけでも…なんて思っていたところにこの口果報。気の利く友人と春報に手を合わせて、いただきます!

茗荷の天ぷら:
母はそれはそれは美味しい天ぷらをすいすい揚げる。
昔からその揚げ捌きを眺めながら食べているだけだったけれど、この珍品を手にして揚げずにはいられないので、思い出しながら初めてこちらで天ぷらをしました。
うん、まずまずの出来。
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by hibishokubo | 2009-03-20 03:31 | 日日雑記
日永
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ここ数日、海潮が遠く干るように静かで穏やかな夜明けが続いています。聞こえてくる朝鳥の声もほんの一週間前とは明らかに違う春の声で、目覚ましと言い訳合いをしなくてもあっさりとベットを抜け起きるようになりました。相変わらずパンクしっぱなしの自転車を駐輪場に恨めしく確認しながら早朝ラッシュのメトロに向う途中、ブランジュリーから鼻が飛んで行っちゃいそうなくらい香しいバターの香がしてくる。
クロワッサン、食べたいけれど我慢…。
駅までブランジュリーは3件、急ぎ足で毎日ぐっと堪えるのです。

Abbeye de Jumièges:先週末の小旅行。
ルーアンの街から大きく蛇行したセーヌ川の河畔に沿って車を走らせて、Jumiègesの小さな村に入ってすぐ、この壮大な修道院の廃墟がただ静かにありました。
ここで今年初めて野花を見つけて、早速押し花に。菫でした。
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by hibishokubo | 2009-03-19 07:00 | 日日雑記
抜ける
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相変わらずひと呼吸も許さない、天にべったりと張り付く薄墨色のパリの冬空。
暦も3月に入って幾分凍て許されたのか、厚手のコートにしっかり巻き続けていた毛糸のマフラーをようやく外せるようになりました。新しい春物の巻物を身につけて下は布地のスニーカー、夜明けも早くなったというのにまだまだ寝静まっているパリの街に遠慮なく足を降ろし、今日もまた勤務する厨房へと向うのです。

長々と筆を執る手が疎かになってしまって本当にすみません、わたしは相変わらず元気にパリで暮らしています。舞台は変わっていませんが身の周りは一変して、親しかった友人達を見送ったり日本で長く新年を過ごしたりして、色んな哀愁を引き持ちすぎて長々しいパリの冬の憂鬱に今まで自堕落に流されてしまっていたのでした。

あとひと息。
今月末に夏時間へ変更になって春に近づくこの3月は、ようやく生きた心地のする月に感じます。

RAVEL   -Oueuvres pour piano
最近パリから見送った、親しい友人のCD。
借りっ放しの1枚だけど、お気に入り。
だけど今度会う時には必ずお返ししますから…。
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by hibishokubo | 2009-03-01 04:44 | 日日雑記
秋煙
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来年早々に日本帰国が決まってしまった友人を伴って、フランス忘れ旅。
遠出の手配も車の運転も、もはや慣れたもので日程と道連れの面々が揃えば気軽にパリを抜け出せるようになりました。
最初の街ストラスブールは、異風漂う箱の中のような街。黄金色の秋を纏う街並を散策しながら教会や美術館を巡って贅沢に過ごし、日も暮れて観光客の賑わいも引き、内の灯りの暖かさが増す夕食時は、この旅でも道連れの古道具屋のご主人の案内でいかにも美味しそうな佇まいの古レストランに入り、満席のテーブルをどうにか分けてもらって食事をとりました。
機会があったら行こうなんて悠長に構えていたフランス国内旅行、”もっと早くから計画を立てるべきだったよ”と友人は、テーブルの上に重ねた折り目のない旅の書物と、てんこ盛りのシュークルートを前に後悔の重い溜め息を吐きながら、キリリと冷えたリースリングをゆっくりと飲み干していました。

Le Musees de Strasbourg と Musée de l'oeuvre Notre-Dame:
"五感" と題した絵を見るため、食房を開いてからずっと企んできたアルザスの旅。
駆け足の週末旅行だったけれど、この国の秋の体感をまたひとつ増やすことができました。
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by hibishokubo | 2008-10-21 20:00 | 日日雑記
屋台
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空は薄墨色。冷めざめと降っては止む秋雨をしのごうと、着膨れるほど重ね着をして出かけた早朝の器探しの後、少し早めの昼食をお決まりのカフェで済ませて界隈を散策しながらホテルに戻る途中、この旅を共にする友人の古道具屋店主が "ほら、あれあれ!"と指差して、石畳の路肩にぽつんと構えるちいさな屋台を教えてくれました。しっかりお昼を胃におさめた後だけど、屋台は別腹。湿った重いリュックを降ろし、凍える手を立ち上る湯気にかざして暫し暖をとることにしたのです。

Bulotの屋台:バイガイのブイヨン蒸し
「暖まるねぇ」「大胆に突き刺してあるセロリの束がまたいいね」なんて言いながら呑気に食べている隣で、絵を本分とするもうひとりの友人は、この屋台の様子を鋭い目線を飛ばしてさらさらと描いておりました。
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by hibishokubo | 2008-10-08 10:00 | 日日雑記
秋湿
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予定は全て向こうさまで仕事場次第の非情な暮らし様だった9の月を脱ぎ捨てて、心待ちにしていたベルギーまで器仕入れの旅に出かけました。秋の長雨と灰青色の寒空に迎えられて数日過ごしたブリュッセル。ようやく顔を覗かせた恵みの朝陽は、広場のレンガの教会を照らして穏やかだけれど、どこか沈んでもの寂しい。

croquettes de crevettes et persil frit:
どうしても食べておきたかったベルギーの港町オステンドがスペシャリテ、海老のクリームコロッケと揚げパセリは、旨みの濃い灰色小エビをひとつひとつむき身にする下拵えが面倒な家庭料理です。こだわりは揚げパセリを必ず添えるってこと。
お尻の浮くおいしさでした。
そうそう、この灰色小エビとトマトのサラダもよかったな…。
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by hibishokubo | 2008-10-07 15:00 | 日日雑記
水曜日
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朝の静寂を破るゴミ回収車の不音に起こされて、渋々ベットを抜けカーテンを捲ると空は雲ひとつない澄んだ白藍色でした。昨日まで床タイルに裸足でも平気だったのに、今朝は随分と冷たさを感じます。のんびりと朝仕度を整えていると、突然外から軽快なオルゴール弾きの音色。驚いて身を乗り出し窓を覗くと、待ってましたと道化のおじさんが、左手に帽子を突き出して右の手はひらひらとこちらへお愛想よく振ってきた。一瞬面食らって首を引っ込めてからようやく気づきました。そうそう、今日は子供達の休日水曜日。

Reine Claud:緑プラムとミントヨーグルト
今日は1番近所の朝市の日。
飽きる程毎日食べ続けているReine ClaudとMirabelleはそろそろ旬も終わりの頃で、やや甘さに張りがなくなってきたけれと、やっぱり今日も買いに行く。
以前買った立派なミントが上手にドライになったので、粉々にして瓶詰めに。
あまりにも良い薫りがするので朝食のヨーグルトに混ぜて頂きました。
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by hibishokubo | 2008-09-17 17:30 | 日日雑記
そぞろ風
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パリの秋は短い。
忙しさにかまけたりやり過ごしたりしないで、ちゃんと気を澄ませて味わわなければ、このつれない季節は一瞬に過ぎていってしまうのです。
終日労働に身を預けすぎて同じ道を行ったり来たりしてたのでは、日に日に街は秋濃くなっているというのに自分の鼻は全く利かない。眠気を誘うオレンジ色の街頭に照らされた深夜の帰り道、そぞろ吹く風が木立を騒がせて耳際をかすめ抜けていくのを感じて、数日ぶりに見上げた空にようやく正気が戻り生きた心地がしたのでした。

pain chalpantier:
近所の何気ないブランジュリーのシャルパンティエというパン。
よく焼きが好み。香ばしく素朴で素直なパンです。
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by hibishokubo | 2008-09-06 23:58 | 日日雑記
ほどける旅
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予定にはなかった夏の終わりの週末旅。
慌てて纏めた荷物を肩にかけ、読みかけの詩集を右手に古道具屋のご主人に頂いた先の南仏旅行時に車内で流れていた音楽を耳に添えてTGVに乗り込み、パリから1時間半先の南ロワール地方は城壁に囲まれた街リシュリューに程近い、向日葵とメロン畑がなだらかに広がる丘に建つ友人の田舎家を訪れました。
目覚ましをかけずに起きてゆっくり過ごした午前の後、その土地柄なだけに近辺の城や教会・修道院を巡っては、浅かながら持っている自知識の世界にひっそり浸り感動し、その後お腹がちょうど空く頃に友人宅に戻って家人の手料理と産地ワインに舌鼓。庭でもいだ"彼女の野菜"と摘みたてのハーブで仕上がる彼女の料理は、静穏に広がるロワールの地平のように限りなく優しく無常な味がして、食すこの地に衝く心ほどける時を過ごす事ができたのでした。
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誘惑の看板、小さな城下町のレストラン。
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by hibishokubo | 2008-08-26 23:44 | 日日雑記
夏の欠片
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朝から降り続いている雨は、青空にほんのひと隙間も与えないつもりの鼠色の空。
久しぶりの雨だからと傘を持って出かける事も渋々諦めがつく。
めずらしく冷蔵庫の中は空っぽのまんまで、旅の途中の朝市で衝動買いしすぎたカバイヨン産のメロンをありがたく頬張る旅後の日日です。

メロンと赤ポルト酒:
メロンに塩胡椒で晩のご飯始め。
こちらでメロンは前菜として食べることが多いようです。
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by hibishokubo | 2008-08-23 00:05 | 日日雑記



パリにて季節野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。
by hibishokubo
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< 日日食房の業務 >
・ケータリング
・移動食堂
・媒体撮影用の料理制作

< プロフィール >
ヨシノ アスカ
yoshino aska

cafe勤務を経て、1年間東南アジアを食べ廻り、現在 パリにて季節の野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。

contact はコチラ 
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