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カテゴリ:フランスの食材( 23 )
Artichaut
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このごろの宵時の空の青は、しっとりとどこか艶かしくつくづくと見惚れてしまいます。青藍の夜空にいくらか膨らみの増した月が輝った昨晩は、明け方と同じ声色の鳥のさえずりが聞こえてきたので、慌ててステレオの電源を消しに走り、お花見はもう遅いけどせっかくこの季節だから宵見でもしましょうと、こじつけで隣人を誘って簡単な食卓を拵えたのでした。隣人が手みやげに持ってきてくれた桜のひと枝、包みをほどいてちょんと生けたその瞬間にはらはらと散ってしまって、こちらのか弱な桜の春姿がより一層はかなげに見えてしまいました。

アーティチョークのレモン炊き:
花びらがあまりにも美しく立派だったので、先にはずして多めのレモン果汁と果肉で炊く。お酢もオイルもなしでただ塩だけ振って、熱々を黙々といただきました。
やっぱりビールがすすんでしまう…
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by hibishokubo | 2009-04-06 21:00 | フランスの食材
水温む
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ノルマンディー、晴天の日曜日。冬に来た時の印象とは真逆で、キラキラと輝く水面に映る街がとても綺麗でした。宿をとったこの街を足早に散歩した後、停泊しているヨットを眺めながらカフェのテラスで朝食を済ませて次の街へ。緩やかな海岸線を小さなカルバドスの蔵元を探しながらのんびり運転。休日のこの陽気ですから、後続の車も私達を承知してクラクションを鳴らさず追い越してくれます。潮の薫りのやや薄いこの土地の穏やかな風と車内でかかっていた曲、しばらく忘れられない記憶となりそう。

Crevette grise vivante:
久しぶりのヴァンブ蚤の市帰り、商店街の魚屋で跳ねる小エビを見つけました。ノルマンディーの朝市で見かけたものとは多少大きさや活きも落ちるけれど、今晩アペリティフに来る友人の為にふた掴み袋にとってもらいました。にんにくを混ぜた衣でフリットにするつもり、きっと彼女は冷えた白を持ってくるはずだから…。
今朝のパリも晴天です。
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by hibishokubo | 2009-03-22 07:00 | フランスの食材
根菜群
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偶然通りがかった川沿いの広場でやっていた朝市。
こじんまりとしていてさほど活気はなかったのだけど、野菜の粋の良さには目を見張りました。特にサラダ菜やフダンソウなどの葉ものは鮮やかに濃く、かぼちゃ・ベトラブ・白にんじん・葱・フヌィユ・根セロリ等々の根菜類は、野太く手に取ればずしり重さがあって迫力のあるものばかり。買いたい衝動をグッとこらえて味わった気分で目と手に焼き付け、急ぎ次の目的地へと向ったのでした。
どのスタンドにも太っ腹に置いてあった試食品は、図太く全て頂きましたけど…。

野菜の山:
採られたままの姿で売られていた野菜達。
木箱にきちんと詰められて卸市場を通過した、パリのお嬢さん野菜とは全く顔つきが違います。
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by hibishokubo | 2008-10-23 18:25 | フランスの食材
大きなボール
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旅から戻ってきてからのパリは、冴えない鈍空が続いていたのに今日は一転、水色の秋空に街の音がよく響く良いお天気になりました。久しぶりに余裕のある午前中、重いカラダを叩き起こしてジョギングにでも出かけようかしら…と、取った筆を置いてトレーナーをかぶり、外の様子を確かめようと窓から身を乗りだすと、落ち葉がひらりと翻る冷え冷えとした朝の空気に一瞬にして身が縮んでしまいました。
もう1時間後にしましょ。
あっさりカーディガンを羽織り直して、2煎目のお茶にお湯を足したのでした。

今回の旅での戦利品、大きな大きな白ボール:
週一回買ってくるハーブの束、フリーザー袋に入れて日持ちさせていたけれど、
こうして水につけ置いたほうが元気がいいような気がする…
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by hibishokubo | 2008-10-09 15:00 | フランスの食材
夏キノコ
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青空をわざと隠すように重く広がる曇り空に、さわさわと窓から見える公園のけや木の葉づれが寒々しく、飛行機の飛ぶ音がやけに今日は近くに聞こえます。
ひねくれた空模様に溜め息をつきながら買い物に出かけると、商店街の馴染みの店々には嬉々と夏期休業のお知らせが張り出されてありました。
明日からギリシャの島へヴァカンスに出る八百屋のおやじさんの、うんと長い旅行計画を聞かされてから" Bon vacance! " と挨拶をしたら、レジ脇の篭に残り少なかったジロール茸を上機嫌におまけしてくれました。なんて太っ腹な…ヴァカンス前は何かと得をするパリなのです。

ジロール茸のソテー:
カンカンに熱したフライパンにバターを落としてニンニクを少々、汚れを落としたジロール茸を手早く炒めて火が通ったらみじん切りのフヌィユを加えて塩胡椒で味を整え、アルミ泊をかぶせて1分程待ちます。今日はシンプルなパルメザンのリゾットにのせてお昼ごはん。
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by hibishokubo | 2008-07-18 19:00 | フランスの食材
ひと足お先に
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今朝は布団からはみ出していた足に、窓から差し込む陽差しがジリジリと当って暑くて目が覚めました。少し早すぎないかい?と、疑うほど夏の陽気なパリの週初め、今週は何かと準備の為に慌ただしいので、幾分余裕のある今日の日といつ崩れるか知れないパリの気まぐれなお天気を逃すまいと、早朝から2回洗濯機を回し、家の中をひっくり返して大掃除をしました。ひと息もつかずペースよく片付けていて、時計を見たらもう昼前。喉も乾いたし、ちょっと小腹が空いたな…と椅子にどかっと腰をおろして気がついた、pastèque:スイカが冷蔵庫にあることを。
晩餐の夜、ボーダーシャツに半ズボンの友人が自転車にまたがって、このスイカと冷えたシャンパーニュを持ってきてくれたのです。

ひと足お先に夏の味、いただきます。
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by hibishokubo | 2008-06-23 15:30 | フランスの食材
収穫品
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パリまでの電車を待つ少しの間に、ル マンの駅から1番近いお肉屋さんに駆け込んで、この Pays de la Loire 地方でもスペシャリテだというリエットを買いました。
今回の滞在では、観光やゆっくりマルシェ巡りなんて出来ませんでしたから、せめてその地らしい食材を買い求めて帰りたいなぁと思ったからです。
そのお肉屋さんの自家製リエットは鶏肉がベースでほんのりピンク色、脂こくなくすっきりと、今日のような夏日にも美味しくいただける味で、この勢いで平らげてしまったら怖いな。と思いながらもみるみると底が見えてきてしまいました。
週末の晩餐までとっておかなくてはならないのに…

リエットとアボガドのタルティーヌ:
・リエット
・アボガド、エストラゴン、オリーブオイル、酢、塩胡椒
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by hibishokubo | 2008-06-18 23:25 | フランスの食材
かぶのサラダ
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スープにと、マルシェで適当に選んで買ったかぶがこの時期にはめずらしく、きめの細かいしっとりと瑞々しいものだったので、スープ用のものを少し拝借。客人が到着するほんの前に、厚切りの輪切りにして塩・パプリカ・レモンの絞り汁を薄味にふり、冷蔵庫に冷やしておきました。仕上げに刻んだシブレットとレモンの皮を散らせば、ひどくあっさりとしているけれど、濃いめの料理のよい箸休めのひと品になり、春にアルデッシュ地方でひと目ぼれした器にようやく盛りつける事ができて、並んだ食卓に思わず顔がほころびました。
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by hibishokubo | 2008-06-10 08:00 | フランスの食材
rhuberbe
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週末の3区でのブロカント。
市の端っこ、器やのおばさんのスタンドでルバーブを買いました。
パリから300キロ離れたおばさんの庭に育ったもので、前の晩に刈り穫ったのだそう。いい土で育ったんだろうな…。50センチ程のずしりと丈夫な茎を6本、紙にくるんでもらって脇に抱えて歩いていると、大地から切り離されたことを分かっていないのか、まだなおそのひと束からはひしひしと息吹を感じたのでした。

見かけはふきのお化けのようなルバーブ、皮をむかずに2cmくらいの大きさに切り、砂糖と少しの白ワインをふりかけて、ひと晩置きます。翌日、甘酸っぱい香りが広がっていたら、鍋に移してとろ火で水気を飛ばし、ぽったりとするまで煮詰め、レモンの絞り汁を加えて出来上がり。
出来立てのこの味を毎年一緒に楽しむ、大のルバーブ好きの友人は現在バカンス中。
仕方がない、お裾分け分は瓶詰めにしてわたしは先にいただく事にしましょう。
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by hibishokubo | 2008-06-07 20:00 | フランスの食材
そら豆
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ずるずると引きずっていた寒さを吹っ切ったように、爽快な青空が広がるパリ。
ここ数日で、昨年植えたペッパーミントの背もぐんと伸びました。
鉢植えにたっぷりと水をやってから、1週間ぶりに向かった近所のマルシェの蔬菜屋には、新鮮なアスパラ、そら豆、青豆が溢れんばかりに揃って並んでいて、春はこうした野菜から始まるのだと改めてパリの季節を感じたのでした。中でもしっとりとした若緑色のそら豆は一段と初々しく、その色どりに暫く見入っていると、夢境のようだった日本の或る食卓で頂いたひと椀を思い出し、心動いて、どうしても買わずにはいられませんでした。
あともうひと待ち、大粒の熟したそら豆が出るようになったら少し多めに買い込んで、少量の塩でさっと湯がいてから小分けにし、冷凍しておくことにしましょう。夏が終わる頃までは何かと食べたくなってしまう食財ですから。
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by hibishokubo | 2008-04-25 12:00 | フランスの食材



パリにて季節野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。
by hibishokubo
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< 日日食房の業務 >
・ケータリング
・移動食堂
・媒体撮影用の料理制作

< プロフィール >
ヨシノ アスカ
yoshino aska

cafe勤務を経て、1年間東南アジアを食べ廻り、現在 パリにて季節の野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。

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