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日永
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ここ数日、海潮が遠く干るように静かで穏やかな夜明けが続いています。聞こえてくる朝鳥の声もほんの一週間前とは明らかに違う春の声で、目覚ましと言い訳合いをしなくてもあっさりとベットを抜け起きるようになりました。相変わらずパンクしっぱなしの自転車を駐輪場に恨めしく確認しながら早朝ラッシュのメトロに向う途中、ブランジュリーから鼻が飛んで行っちゃいそうなくらい香しいバターの香がしてくる。
クロワッサン、食べたいけれど我慢…。
駅までブランジュリーは3件、急ぎ足で毎日ぐっと堪えるのです。

Abbeye de Jumièges:先週末の小旅行。
ルーアンの街から大きく蛇行したセーヌ川の河畔に沿って車を走らせて、Jumiègesの小さな村に入ってすぐ、この壮大な修道院の廃墟がただ静かにありました。
ここで今年初めて野花を見つけて、早速押し花に。菫でした。
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# by hibishokubo | 2009-03-19 07:00 | 日日雑記
20h43
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春が来るまでは足は専らメトロに頼りっぱなし…
仕事帰りのメトロは、ラッシュを避る為に比較的空いている4番線を選ぶ日が多い。この路線、乗り心地があまり好みではないので大抵は音楽で耳に栓をして、視界は書物の上に落とす事が多いのです。
今日は、読んでいる章が丁度切り良くひと駅前で終えてしまったので、気晴らしと散歩がてら贔屓にしているワイン屋さんへ寄ろうとその駅で降りたのでした。

先に店内に入っていた客人達と店員のやりとりに横耳を流しつつ、私は暫く分かりづらいフランス語の説明書きに眉間の皺を上げて睨めっこ。と、そんな最中にふいに背中をつつかれて後ろを振り返ったら、同じ区内に住む友人が声を立てずに人差し指を差し向けて笑っていたのでした。たらたらと立ち話を散々したあげく、手頃なボトルを選んで結局夕食を一緒にとる事に。だけど平日はスッカラカンの食房の冷蔵庫、慌てて閉店間際の肉屋と八百屋に駆け込んで手早く選び、話の冷めぬ間にと非常に簡単な夜のひと皿となってしまったのでした。

羊肉、トマトと玉葱のフライパン焼き:
塩胡椒とレモンを振った焼羊肉に、コリアンダーペストで和えたコリアンダーの葉をのせていただく。
友人がコリアンダー好きでヨカッタ…。
季節外れの異常なトマトの甘さに驚く。
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# by hibishokubo | 2009-03-05 23:43 | Menu 日日食房
抜ける
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相変わらずひと呼吸も許さない、天にべったりと張り付く薄墨色のパリの冬空。
暦も3月に入って幾分凍て許されたのか、厚手のコートにしっかり巻き続けていた毛糸のマフラーをようやく外せるようになりました。新しい春物の巻物を身につけて下は布地のスニーカー、夜明けも早くなったというのにまだまだ寝静まっているパリの街に遠慮なく足を降ろし、今日もまた勤務する厨房へと向うのです。

長々と筆を執る手が疎かになってしまって本当にすみません、わたしは相変わらず元気にパリで暮らしています。舞台は変わっていませんが身の周りは一変して、親しかった友人達を見送ったり日本で長く新年を過ごしたりして、色んな哀愁を引き持ちすぎて長々しいパリの冬の憂鬱に今まで自堕落に流されてしまっていたのでした。

あとひと息。
今月末に夏時間へ変更になって春に近づくこの3月は、ようやく生きた心地のする月に感じます。

RAVEL   -Oueuvres pour piano
最近パリから見送った、親しい友人のCD。
借りっ放しの1枚だけど、お気に入り。
だけど今度会う時には必ずお返ししますから…。
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# by hibishokubo | 2009-03-01 04:44 | 日日雑記
初時雨
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数日前から続いていた雨降りは、見事に紅葉していた街の木々を脆くも湿り落葉にしてしまい、朽葉色になっても地面に張り付いて、移り行く季節の余韻を感じさせてくれます。先月末から仕事場をセーヌを渡って右岸に移し、少しずつ暮らしの範囲も広がリつつあります。この際だからとずーっと放っておいた鍵の壊れた自転車を知人に救出してもらって、日本からかついで持ち帰ったこの折りたたみ自転車を身なり構わず道の端で丹念に磨き上げ、また自転車生活を始めることにしたのです。明日、イタリアからやってくる親愛なる友人の為でもあるのですけれど…

フダンソウとイカの炒め物:
夏のプロヴァンス旅行で食べて以来、好物になったフダンソウ(Bette)とイカをバターとニンニクで蒸し煮にしたもの。冷凍庫に取っておいた新米のおにぎりをせいろで温め直して昼食とする。あっという間に平らげてお茶を飲んだ後、自分でも驚く程大きなほぅっという溜め息が出てしまいました。
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# by hibishokubo | 2008-11-05 23:55 | Menu 日日食房
根菜群
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偶然通りがかった川沿いの広場でやっていた朝市。
こじんまりとしていてさほど活気はなかったのだけど、野菜の粋の良さには目を見張りました。特にサラダ菜やフダンソウなどの葉ものは鮮やかに濃く、かぼちゃ・ベトラブ・白にんじん・葱・フヌィユ・根セロリ等々の根菜類は、野太く手に取ればずしり重さがあって迫力のあるものばかり。買いたい衝動をグッとこらえて味わった気分で目と手に焼き付け、急ぎ次の目的地へと向ったのでした。
どのスタンドにも太っ腹に置いてあった試食品は、図太く全て頂きましたけど…。

野菜の山:
採られたままの姿で売られていた野菜達。
木箱にきちんと詰められて卸市場を通過した、パリのお嬢さん野菜とは全く顔つきが違います。
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# by hibishokubo | 2008-10-23 18:25 | フランスの食材



パリにて季節野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。
by hibishokubo
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< 日日食房の業務 >
・ケータリング
・移動食堂
・媒体撮影用の料理制作

< プロフィール >
ヨシノ アスカ
yoshino aska

cafe勤務を経て、1年間東南アジアを食べ廻り、現在 パリにて季節の野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。

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