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秋意
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久しぶりにスカートを履いて出かけた今日のパリの昼下がりは、暑さが名残る陽射しの先端がほくほくとふくろはぎにあたって、大変心地のよい日和でした。向った先は長らく夏期休暇をとっていた近所のワイン屋さん。立て付けの悪い緑の店の扉を押すと、もうずいぶん前にお会計を済ませた様子のお客が店主を独占して、焼けた肌をご自慢に大身振りで弁舌巧みに彼女の今夏を話し続けているところでした。相づちを打ちがてら眉間と左肩をひょいと上げて私に挨拶を投げた店主は、助け舟とばかりにバカンス前は決して懇意でなかったはずの私を、大手広げて歓迎してくれたのでした。

砂肝のサラダ:
ゆっくり火を通した砂肝と薄切りエシャロットにバジルのソース(にんにく・ノワゼット油・コンテチーズ・レモン・塩胡椒)で和えたものに、大切な友人からもらったトルコ土産のザクロ酢をひと垂らし。夏の間あまり食卓に上がらなかった赤ワインは、暑さが萎めば途端に飲みたくなるものです。
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# by hibishokubo | 2008-08-29 12:00 | Menu 日日食房
ほどける旅
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予定にはなかった夏の終わりの週末旅。
慌てて纏めた荷物を肩にかけ、読みかけの詩集を右手に古道具屋のご主人に頂いた先の南仏旅行時に車内で流れていた音楽を耳に添えてTGVに乗り込み、パリから1時間半先の南ロワール地方は城壁に囲まれた街リシュリューに程近い、向日葵とメロン畑がなだらかに広がる丘に建つ友人の田舎家を訪れました。
目覚ましをかけずに起きてゆっくり過ごした午前の後、その土地柄なだけに近辺の城や教会・修道院を巡っては、浅かながら持っている自知識の世界にひっそり浸り感動し、その後お腹がちょうど空く頃に友人宅に戻って家人の手料理と産地ワインに舌鼓。庭でもいだ"彼女の野菜"と摘みたてのハーブで仕上がる彼女の料理は、静穏に広がるロワールの地平のように限りなく優しく無常な味がして、食すこの地に衝く心ほどける時を過ごす事ができたのでした。
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誘惑の看板、小さな城下町のレストラン。
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# by hibishokubo | 2008-08-26 23:44 | 日日雑記
夏の欠片
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朝から降り続いている雨は、青空にほんのひと隙間も与えないつもりの鼠色の空。
久しぶりの雨だからと傘を持って出かける事も渋々諦めがつく。
めずらしく冷蔵庫の中は空っぽのまんまで、旅の途中の朝市で衝動買いしすぎたカバイヨン産のメロンをありがたく頬張る旅後の日日です。

メロンと赤ポルト酒:
メロンに塩胡椒で晩のご飯始め。
こちらでメロンは前菜として食べることが多いようです。
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# by hibishokubo | 2008-08-23 00:05 | 日日雑記
晩夏
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夏が過ぎ行く南仏はうつむいたひまわり畑が一面に広がり、最後の一滴を絞り出したような濃い太陽の陽射しが葡萄畑に燦々と照りつけて、プラタナスの並木トンネルには儚な優しい木漏れ陽となって落ちていました。時折目と鼻の先を撫でて通る涼やかな風は、それぞれの土と緑の薫りを楽しませてくれて、車を走せれば徐々に変わる自然と断崖の狭間に突如姿を現す村々に、心打たれっぱなしでした。
然る方が大切に仕舞ってあると語った”宝の思い出”の南仏、この夏の旅はまさに私にとって”宝の旅”となったのでした。

牛乳のサーバー用だったらしいどのピッチャーも、市で見つけた時の煤けた風合いを洗ってしまうのがもったいなくて、棚の空いているところに並べたまんま。今暫くこうして旅情を漂わせておくのもまた一興です。決して後の洗浄が面倒なワケではないのです…決して!
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# by hibishokubo | 2008-08-21 19:30 |
南仏仕入れ旅
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夏の南仏へ器仕入れの旅。この愉しみを築いてから、私の1年はこの旅を軸に巡っています。ようやく今年もこの時が!いつもお供させていただく古道具屋のご主人Rudiさんと、今回はかけがえのない然るお方を日本から招いての3人旅。パリを夜明け前に出発、ハンドルを握るのはワタシ、行ってまいります!

豚の角梅煮
長旅に出る前の数日は決まって冷蔵庫の処理ごはん。今回は取っておいた豚肉と去年の暮れに送ってもらった自家製梅干しで作る角煮。さっぱりとついついごはんが進むひと品です。きれいに片付けすぎて、帰ってきた日にはなーんにも食べるもの、ありません。憶えておかなくては…。
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# by hibishokubo | 2008-08-13 05:13 | Menu 日日食房



パリにて季節野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。
by hibishokubo
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< 日日食房の業務 >
・ケータリング
・移動食堂
・媒体撮影用の料理制作

< プロフィール >
ヨシノ アスカ
yoshino aska

cafe勤務を経て、1年間東南アジアを食べ廻り、現在 パリにて季節の野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。

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