ぎらぎらの太陽、むっと立ち込める土の香り、じっとりとまとわりつく汗、遠くに聞こえる蝉の声,真夏日のたらい一杯にキーンと冷やした夏野菜たち。おやつにはその野菜に塩をつけてかぶりつき、ことのほかトマトの甘さと手に残るへたの青くさい匂いは忘れがたいものだ… 私はそんなトマトの味にずっと憧れています。 今夏に訪れた、南仏の小さな町のマルシェに並んでいたピッカピカなトマトたち、美食家であり件のトマトの味の経験者でもある同行者の審美眼にかなったものを買い、塩を振ってかぶりついてみる。淡い期待を胸にそっとその同行者の反応を伺うも、”美味しい”の一声に少し間があったので、きっと今回も黒星だろう‥ フランスでもトマトは一年中出回っていますが色も種類も豊富でおいしくいただけるのも今月いっぱいで、フルーツみたいに甘いTomate cerise、トマトファルシ料理に使うMarmende,見た目がかなりワイルドだけど香り豊かなCouer de boeufや少し苦味のあるNoire crimee はざくざくカットしてサラダに,緑色のEvergreenは甘酸っぱいジャムにしてアペリティフ用に。と、まだまだたくさんのトマトがパリのマルシェの店先に並んでいます。 残り少ない旬の味と短かった夏の余韻をもうすこしだけ楽しんでおこうと思います。
by hibishokubo
| 2007-09-20 12:00
| フランスの食材
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< 日日食房の業務 >
・ケータリング ・移動食堂 ・媒体撮影用の料理制作 < プロフィール > ヨシノ アスカ yoshino aska cafe勤務を経て、1年間東南アジアを食べ廻り、現在 パリにて季節の野菜をたっぷり使うごはん活動開始中。 contact はコチラ 日日食房 hibishokubo L I N K - junnette DECO-Styling - atelier KANAI パリ古物雑記帳 - Wagamama copyright (c) 2007 hibishokubo all rights reserved カテゴリ
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